ダウン症の合併症!てんかんにはどのようなものがあるのか?

ダウン症には、さまざまな合併症があることが知られています。

数ある合併症の中でも、特に注意しなければならないのが、てんかんです。

てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮することによって発作が引き起こされる慢性疾患です。

精神的に遅れがある子供たちの20~40%にてんかんがあるとされ、過去20年間の研究では、ダウン症患者の5~10%がてんかんの合併症を持つことが明らかになっています。

 

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幼児期に多いのは点頭てんかん

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ダウン症の人にてんかんの発作が見られる年齢層には、2つのピークがあると言われています。

最初のピークは乳幼児期です。1歳くらいまでが、最初のピークです。もう1つのピークは思春期以降です。

最初のピークに多いのが、点頭てんかんです。

点頭てんかんとは、うなずくような動作を繰り返すてんかんです。

赤ちゃんが座っている時には、頭をこくっと下げて、あたかもおじぎをしているように見えます。

てんかんの発作が起こるのは、だいたい2~3秒間。意識には影響を及ぼさないと言われています。

点頭てんかんは、発作が起こる時間が極めて短いうえに、発作が起こった時の様子がおじぎやうなずきに似ているため、うっかり見逃してしまう保護者もいます。

「ゆっくりさんだと思っていたのに、もうおじぎができるようになったのね!」と誤解して放置していると、手遅れになることがあるので、要注意です。

頭をこくっと下げる様子が見られたら、すぐに小児神経科の医師に診てもらいましょう。

ダウン症でない赤ちゃんにも、点頭てんかんが見られることはあります。

しかし、ダウン症の場合は、一般に見られる点頭てんかんとは、原因が違うのではないかとする専門医もいます。

治療効果は、ダウン症の赤ちゃんの場合、きわめて良好で、治療をすれば、跡形なく治るケースがほとんどだとされています。

ただし、治療をしてもけいれん発作が続き、発達が遅れることも、稀なケースですが、無いわけではありません。

難治性のてんかんの多くは、レノックス症候群と呼ばれます。

ダウン症でない子供でも、小児期のてんかんの1~4%くらいは、レノックス症候群だろうと考えられています。

ダウン症の子供にレノックス症候群が多いかどうかは、まだよく分かっていません。

 

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思春期以降のてんかんにはストレスが影響

ダウン症の人にてんかん発作が見られやすいもう1つのピークが、思春期です。

思春期以降にてんかんの発作が現れる場合、ストレスなどの精神的な負担が大きく影響していると指摘されています。

けいれんを起こした時の発作の型と脳波が一致しないケースが少なくないとされています。

発作の型と脳波が一致しないケースは、精神的な負担が原因となっててんかん発作が起こっているのだろうとされています。

発作が起こった時には、今の生活が本人のペースに合っているのか、自分が生活の主体になっているのかを見直す必要があります。

周囲の期待に応えようと無理をしていないか?てんかん発作は、生活のバロメータです。

本人のペースを尊重して、生活全体を見直しましょう。

 

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