ダウン症の子を持つ人の多くが幸せと感じる理由は?
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ダウン症は、先天性の障害の中で、2つの特徴を持ちます。
妊娠中に、障害に対して、確定診断を下せること。
先天性疾患の中では、比較的メジャーであること。
日本でも、年間、1200人ほどのダウン症の赤ちゃんが生まれていると、推定されています。
ダウン症の子を持つということは、どのようなことなのか?高齢出産が、珍しくなくなった今日、誰もが、自分のこととして、考えたい問題です。
出産直後は、親中心の悩みが多い
ダウン症の子を持つ、フツーの家庭の実態は、意外と知られていません。
近年、ダウン症児の養育ブログが、いくつか見られるようになり、ネットでも、知られる存在になってきました。
そうした養育ブログによって、フツーの家庭の実態が、分かるようになってきました。
どのブログでも、我が子がダウン症と診断された時、衝撃を受けたことが、記されています。
母親の場合も、父親の場合も、最初は、打ちのめされたような感じを、抱きます。
「なぜ、自分たちの元に、ダウン症の子供が生まれてしまったのだろう?」「自分は、この子を育てられるだろうか?」「もう、二度と笑えないのではないか⁉︎」など。
親中心の悩みが多いのが、出産直後です。
思い描いてきた子育てのイメージが崩れたことによる、戸惑い、不安が、悩みの中心にあります。
ゆっくりした成長に、可能性を見いだす
出産直後の悩みは、ダウン症の子育てに関する、情報が不足しているために、生じます。
ダウン症児の養育ブログを読んだり、ダウン症の親の会に参加したりすることで、不安は、かなり払拭されます。
どの養育ブログにも共通するのは、ダウン症の我が子のゆっくりとした成長に、喜びを倍増させる姿です。
ダウン症の子供は、歩いたり、話したりするのが、健常児より1~2年は遅れます。
遅れるものの、確実にできるようになります。
遅れてやってきた分、できるようになった時、喜びはひとしおです。幸せを噛みしめます。
ゆっくりとした成長に、歩みを合わせる保護者は、できた時に、可能性が広がるのを感じるようです。
「やらせてみたら、意外とできる!」ダウン症児を育てている父親は、ブログの中で、親が「できないと決めてしまわない」ことの重要性を、訴えています。
可能性を感じる幸せ
ダウン症の子供を授かった両親に、多くの人は、「あなた達なら育てられると、神様が思ったのよ」と、言葉を掛けます。
しかし、それは、違う感じがすると、ダウン症児を育てる、保護者は言います。
ある人は、次のように言っています。
「ダウン症の子供を授かったのは、『ダウン症の子供を育ててごらん?きっと、考え方が変わるよというメッセージ』だと受け止めています。」
考え方が変わるというのは、子供の可能性を感じた時の幸せ感かもしれません。
「挑戦させたら、意外とできる!」という充実感が、ダウン症の子を持つ人に、幸せを感じさせています。
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