ダウン症の子供が肥満になる原因はアレ!気をつけたい3つのポイント!
ダウン症児は肥満傾向にある
ダウン症児は全体的に肥満傾向にあります。
特に幼児期を過ぎると、その傾向が顕著にあらわれやすいです。
この理由はいくつかあって、一つはダウン症児は健常者の子と同じだけの運動量が望めないということがあります。
ダウン症では筋肉や関節が健常者より柔らかいため、健常者の子と同じように運動すると、関節の脱臼などを招く危険性があります。
もう一つは、合併症などを患っている場合、運動量がどうしても減ってしまうという理由もあります。また、咀嚼が苦手な子が多いので、よく噛まずに食べてしまい、ついつい食べ過ぎてしまうことも理由のひとつです。
ダウン症児の肥満の主な原因は、運動が不足気味になりやすいということと、食べ過ぎということになります。
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ダウン症児の肥満を予防するポイント
「多少ぽっちゃりしていてもいいや」と考える親御さんも少なからずいると思いますが、小さなころはよくても成長していくにつれ肥満は改善しにくくなります。
また、成人病などの合併症も起こしやすくなるので、早いうちから予防には心がけておくといいでしょう。
1.体にあった運動を心がける
障害の度合いにもよりますが、運動は効果的です。
前で述べたように激しい運動は関節や筋肉に負担をかけるので、簡単なもの(散歩、体を動かす遊びなど)にしましょう。
また、運動を行う際は、親御さんが見守ってあげてください。
2.食べ過ぎを防ぐ
できれば適切な量やカロリーをきちんと考えた食事が望ましいです。
ダウン症児の親御さんは、我慢させるのが可愛そうになって、ついつい好物を与えすぎることがあります。
食べ過ぎを防ぐには、野菜ジュースやスープなどで先にお腹を満たしておく方法が簡単です。
ただし、市販の野菜ジュースは糖分が多い場合がありますので、注意してください。
3.噛む力をつける
咀嚼する力が弱いので、歯磨きやマッサージなどであごや口唇が動きやすいようにトレーニングすると効果的です。
歯磨きを習慣づけると、歯周病予防にもなります。
ダウン症の子供が肥満になる原因はアレ!気をつけたい3つのポイント!のまとめ
ダウン症に限らず運動をしないと誰もが肥満になるということです。
ダウン症の子供はどうしても噛んだり飲み込んだりというのが苦手な子が多いので、舌の体操などをして改善するのが良さそうです!
肥満になるポイントを見てもダウン症だから・・・というのはあまり関係がなさそうです。
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