ダウン症はエコー中に舌を出すのか?
妊婦さんであればエコー画像はいちいち気になりますよね…。
“胎児が舌を出すこと”とダウン症とは実は関連はあるのですが、「ふつうの赤ちゃんは口から舌をだしたりしない。舌を出しているのならダウン症」という俗説はデマです。
ダウン症でも普通の赤ちゃんでも舌は出す!
ふつうの胎児でも舌は出しますし、出せないと逆に困るのです。
ダウン症の胎児は生まれつき舌が分厚くて大きく、顔の筋肉の発達が弱く、そのことから口元の緊張がゆるいので、舌が「ほとんどいつ見てもはみ出したまんま」だそうです。
実際に数人のダウン症の子を観察すると、いつ見ても舌が口からはみ出しているようです。ダウン症の胎児の下は長くて大きめです。
エコー画像だけで、「口から舌を出している」=「ダウン症?!」ということにはなりません。
ダウン症ではない子でも、指をしゃぶったり、口をぱくぱくさせたり、忙しいものです。
エコー画像によってダウン症のリスクとは!
エコー画像によってダウン症のリスクがあると思われるポイントとは、舌を出しているかどうか?!ではなく、初期の胎児頚部浮腫(NT)とか、鼻が目立たないとか、大腿骨が短め…という点です。
医師の目から見てそういう点におかしなことがないのなら、舌はほとんど問題にされないでしょう。
舌を出している画像に必要以上にナーバスになる必要はありません。
ネットにはお腹の赤ちゃんが舌を出しているのなら、ダウン症というデマが散乱していますね…。
あくびをしながら舌を出すのは異常じゃないか?とか妊婦さんの心配は尽きません。
お腹の胎児がダウン症であるかどうか?!は、エコー検査では診断がつきません。
心配なら出生前診断を受けるしかなくて、エコーだけで●%以上診断がつく…というようなネットの書き込みを読むのは混乱の元です。
ダウン症はエコー中に舌を出すのか?のまとめ
現在の医療ではエコー検査では100%ダウン症かといのは、判明できません。
あくまでもダウン症の可能性があるということを判別し、より確実にわかる羊水検査で診断されます。
羊水検査では、母体に負担がかかるのでオススメしない医師もいます。
エコー検診等で舌が出ているからダウン症というのは、全く関係なので気にしない方が一番です。
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