ダウン症をエコーで見ると首の辺りや体重はどうなのか?
ダウン症児であるかどうかは妊娠中にエコー検査を受けることによって、可能性を判断できるようになりました。
ダウン症の検査について
羊水検査という方法もあるのですが、そちらの場合は流産の危険性があるため、あまり推奨されるものではありません。
確かにこれから生まれてくる子供がダウン症であるかどうかを知ることは大切かもしれませんが、そのための検査で流産をしてしまったのでは意味がないです。
エコー検査では主に赤ちゃんの外見的な特徴からダウン症の可能性があるのかどうかを考えます。
そのため、実際に血液を採取して行う検査と比べると精度は低いのですが、エコー検査によってダウン症の可能性が高いと判断されて、その後もっと詳しい検査でダウン症児であることが判明することは多いです。
ダウン症児の特徴として、普通の赤ちゃんに比べると首が太いとされています。
また、首の後ろの部分にこぶが見られることがあり、これが発見されるとダウン症児である可能性は高くなります。
もちろんこれらの特徴は確定的なものではなく、エコー検査だけでははっきりと断定することは難しいです。
エコー検査ではその子供がダウン症児である確率を知ることができます。
日本でのダウン症の検査について
日本ではまだまだエコー検査を受けない方もいるのですが、これからはどんどん受ける妊婦が増えていくでしょう。
また、ダウン症の場合は普通の胎児に比べて体重が軽いという特徴があるため、もし胎児の体重が軽いと診断された場合ある程度ダウン症児の疑いを持つことになります。
もし高齢出産をしようと考えている方は、エコー検査を絶対に受けた方が良いでしょう。
そして、その結果を見て、ダウン症児である確率が高いと診断された場合はより詳しい検査を受けてみましょう。
首の後ろのむくみがダウン症の可能性を示すのはなぜ?
首の後ろのむくみ自体は、ほとんどの胎児に見られます。
問題は、厚み。3mmから3.5mm未満は、平常値とされています。
3.5mm以上の厚みが確認されると、ダウン症などの染色体異常が疑われます。
首の後ろのむくみの厚さと染色体異常の危険率の相対関係は、3mmでは3ですが、4mmになると、18に上がります。
5mmでは28、6mm以上なら36です。
首の後ろのむくみは、リンパ液が溜まったものです。
むくみが厚い場合、可能性が高いのが、胎児の心疾患です。
心疾患があると、血液循環が悪くなってしまいます。
リンパ液が首の辺りに溜まります。
心疾患は、ダウン症の合併症として、40%の確率で見られます。
→妊娠後期のエコー検査でダウン症の特徴はどこまで分かるのか⁉︎
首の後ろのむくみをエコーで確認するのに適した時期がある
首の後ろのむくみによって、ダウン症などの可能性を知るには、エコー検査に適した時期があります。
妊娠11週から13週です。
エコーでの測定は、この時期に行うのが、普通です。
妊娠8~10週では、まだ、リンパがうまく流れていない事が、多いとされています。
そのため、自然とむくみが見られる場合があります。
妊娠14週になると、むくみが消えている事があります。
エコーで、首の後ろのむくみの厚さを測定するのは、11週から13週が望ましいとされています。
検査数値は、NTと表記されます。
ダウン症をエコーで見ると首の辺りや体重はどうなのか?のまとめ
エコー検査だけでは100%ダウン症という判断は、難しいというのがわかりました!あくまでも可能性が出て、ダウン症だと判断された場合、医師の方から羊水検査が進められるという流れです。
エコー検査はそんなに料金も高くないし、母体にも負担はないのでぜひやっておきましょう!
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