妊娠後期のエコー検査でダウン症の特徴はどこまで分かるのか⁉︎
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近年、ダウン症の赤ちゃんの出生が増えていると言われています。
背景にあるのは高齢出産。特に初産が35歳を過ぎていると、ダウン症の心配が高まるとも言われています。
胎児がダウン症かどうかを確定診断するには、羊水検査を受けるしかありません。
ただし、エコー検査でもダウン症が疑われる特徴はいくつかあります。
妊娠初期には頸の後ろの厚さ、妊娠後期には手足の短さ
ダウン症が疑われる最初の特徴は、胎児の頸の後ろの厚さです。
頸の後ろが厚くなるのは、リンパ液がうまく循環していないためです。
赤ちゃんの心臓に何らかの疾患があると、全身のリンパ液がうまく流れず、首回りに溜まってしまうとされています。
頸の後ろのむくみは、妊娠中期になると、徐々に消えていくことが多いとされています。
妊娠中期から後期にかけても、頸の後ろのむくみが高い数値で残っている場合には、ダウン症の可能性が高くなります。
妊娠後期になると、胎児の手足が短いことでダウン症を疑うことが多くなるようです。
エコー検査を入念にしたあげく、手足が短いということが複数回続いて医師がダウン症を疑い、大学病院への転院を勧めることもあるようです。
妊娠中期に胎児の手足が短かったものの、妊娠8ヶ月以降は健常児と変わらない長さになって安心したところ、生まれてきた赤ちゃんがダウン症だったということもあります。
エコー検査では十分に分からないことが多い
ダウン症の赤ちゃんの約半分は、心臓に何らかの合併症を持って生まれてくると言われています。
しかし、心臓の心室の壁に穴があいていても、小さな穴の場合、通常のエコー検査では異常が見つからないことが少なくありません。
手足が短くても、子宮の壁に手足が当たっていて短く見えるということもあるため、明確なことはエコー検査では分かりません。
ダウン症の赤ちゃんは胎動が少ないということが噂されていますが、実際にはかなり胎動があっても生まれてみたらダウン症だったということもあります。
ダウン症の赤ちゃんにも個人差があり、複数回のエコー検査で医師が気になることがある場合、ダウン症の検査を示唆されることが多いようです。
ただし、ダウン症の検査を受けるように医師が勧めることは義務付けられていませんので、気になることがあった場合は、妊婦側から積極的に尋ねることが必要です。
妊娠後期になって成長が鈍化することも
妊娠初期から中期にかけて順調に成長してきた赤ちゃんが、妊娠後期になってあまり大きくならないということがあります。
ダウン症が疑われるケースの一つです。
妊娠35週からほとんど成長していないまま、出産に至ったというケースもあります。
妊娠後期になって成長が鈍化するというのも、胎児がダウン症であることを示す兆候の一つと言えそうです。
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