ダウン症の人がアルツハイマーや認知症になりやすい理由は?

ダウン症の人は認知症を早期に発症しやすいと言われています。

健常者に比べて発症年齢はかなり早いとされます。

 

それはなぜでしょうか。

 

認知症には三大認知症と言われる病気があります。

 

アルツハイマー型認知症、

レビー小体型認知症、

脳血管性認知症です。

 

いずれの型についても、

早期に発症しやすいのでしょうか。

 

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ダウン症の人が早期に発症しやすいのはアルツハイマー型認知症

ダウン症の人は、しばしば知的障害を伴います。

 

知的障害者の認知症有病率は、

調査や研究が遅れています。

 

認知機能の衰えを調べることに困難さがあるためです。

 

そのため、

有病率について、

ダウン症の人と健常者とを有意に比較することは

難しいとされています。

 

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ダウン症の人だけを調査した結果があります。

イギリスの調査です。

 

ダウン症患者約6万人を調査したところ、

健常者に比べて認知症に罹るリスクが高いと言えることが

明らかにされました。

 

しかも発症年齢は、

健常者に比べて30~40年早いとのことです。

 

この時の調査では、

認知症がどのタイプであるかということまでは調べられませんでした。

 

別の研究によって、

ダウン症の人が罹りやすいのは、

認知症の中でも

アルツハイマー型認知症であることが分かってきました。

 

ダウン症の人は認知症の早期発症リスクを有しており、

発症するのは、

ほとんどの場合、

アルツハイマー型認知症であることが明らかにされてきました。

 

知的障害を持つ他の人では、

認知症のどの病型も観察されたのに対して、

きわめて特徴的な現象です。

 

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ダウン症の人の脳内に多いアミロイド

ダウン症児の死体を解剖したところ、

脳内に広い範囲でアミロイドが沈着しているのが発見されました。

 

また成人のダウン症の人については、

アルツハイマー型認知症に特徴的な老人斑が認められ、

神経原繊維変化が起こっていることが分かっています。
アミロイドとは、

不溶性タンパク質で、

アルツハイマー型認知症に

特徴的な神経斑を形成することで知られています。

 

ケンブリッジ大学では、

アミロイドの研究を進めており、

ホラント教授はダウン症の人の脳内に

異常に高い濃度のアミロイドがあることを明らかにしました。

 

アミロイド前駆タンパク質の遺伝子は、

染色体の21番に位置しています。

 

21トリソミー型のダウン症の人が

アルツハイマー型認知症を早期に発症するリスクが高いことは、

アミロイドと関係があると考えられています。

 

ただしダウン症の人がすべて高齢になると

認知機能の低下や記憶障害を示すわけではないことが、

さまざまな研究で明らかにされています。

 

アルツハイマー型認知症を

早期に発症する人と発症しない人がいるのはなぜかということは、

まだ分かっていません。

 

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