妊娠中のダウン症の原因が判明!?
妊娠中に不摂生を繰り返していると、ダウン症の子供が産まれるという考えがあるようですが、実際には原因にはならないのです。
いくら毎日の生活が乱れていたとしても、それが子供にとっては大きな問題にならないというのがダウン症に限った見解です。
妊娠中のダウン症の原因について!
ダウン症の原因は、染色体異常が主です。
もちろん、細胞が分化する段階で奇形を持ってしまうことによって、ダウン症の子供が産まれるということがあるのです。
まずは妊娠中の生活から原因を探るでしょうが、ダウン症の子供は、産まれてみて初めて発覚するということも多いのです。
http://nature-f.net/archives/1079より引用
エコーなどの検査や、羊水検査でもダウン症の原因となるリスクが存在しないかを知ることができますが、流産などのリスクを高めてしまうこともあるので、出生前に検査で知るということが、どれだけメリットになるかをしっかり考える必要があります。
妊娠中のダウン症の判断について!
確かに、妊娠中にダウン症かどうかがある程度判定できるようになっているのは、これから先の子育てを大きく変えることになるのです。
中には、早期にダウン症の確率が高いと判定が下ったため、子供を産むのをあきらめてしまうという母親も存在します。
これから大変な毎日が待っているという状況で、子供に対する期待が薄れ、自分たちの現在の生活を守ろうという思いから、中絶を決断してしまう家庭がいるのは仕方がありません。
ただ、子供が授かった神秘と、ダウン症という原因がわからない障害を持って生まれたとしても、自分の遺伝子を背負って産まれてきていることには変わりないのです。
だからこそ、妊娠という夫婦にとっても喜ばしい結果を、不幸としてとらえてほしくないというのが、子育てを経験している親の見解でもあるのでしょう。
ダウン症の約2%が遺伝!ダウン症には3種類ある
ダウン症には、遺伝が原因というものも、わずかながら存在します。
割合は、約2%。ダウン症のうち、転座型と呼ばれるタイプです。
ダウン症には、標準型21トリソミー型、モザイク型、そして、転座型の3種類があります。
転座型とは、21番目の染色体の1本が、他の染色体にくっついた事が原因で、引き起こされたダウン症です。
転座型は、ダウン症全体の5%ほどを占めます。
そのうち、半分が、親に転座染色体保因がある場合です。
転座染色体保因がある場合、ダウン症は、遺伝によって発症します。
▶︎ダウン症の原因は食生活と関係している!?予防にオススメの食材は?
98%のダウン症は偶然に起こる染色体異常が原因
残り98%のダウン症は、偶然に起こる染色体異常が原因です。
染色体異常は、卵子や精子が分裂する時、または、受精時に起こります。
染色体異常の4分の3は卵子由来、4分の1が精子由来とする、研究結果が報告されています。
女性は、生まれた時に、一生分の卵子を、卵巣内に持っています。
排卵の時まで、卵子は、分裂途中で待っています。
この分裂がうまくいっていない場合、受精すると、ダウン症の赤ちゃんが生まれる原因になります。
精子の分裂異常や奇形精子もあります。
このような精子で受精がなされると、ダウン症の赤ちゃんが生まれる原因になります。
精巣が老化してくると、精子が不完全な状態で生成され、細胞分裂がうまくいかないと考えられています。
妊娠中のダウン症の原因が判明!?のまとめ
ダウン症は妊娠中に不摂生を繰り返しているとなる訳ではない事がわかりました!
ダウン症の原因は染色体の異常が主だった理由というのがわかっていますが、やはりエコー検査や羊水検査で調べるしかないようです。
自分の子供がダウン症ではないか?と思う親の気持ちもよくわかります。
やはり出生前に知りうるには、流産のリスクが伴うかもしれませんが羊水検査で調べるしかありません!
原因がいずれ究明される事を願うばかりです。
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