ダウン症と抜け毛の関係!ダウン症の人は薄毛が多いのか?
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ダウン症の人は、身体的な特徴を複数持ちます。
はっきりとした特徴とは言えないものでも、「なんとなく、ダウン症の人には多いよね」と感じる、一種の傾向はあります。
そんな傾向の1つに、薄毛があげられます。
ダウン症の人は、つむじの辺りが薄い傾向があります。
ダウン症の人に抜け毛が多いのは、どうしてでしょうか?
ダウン症の人には貧血がしばしば見られる!貧血だと髪の毛に悪い影響がある
ダウン症の人は、血液疾患が多いとされています。
よく知られているのが、白血病ですが、鉄欠乏を主体とする貧血も、少なくありません。
鉄分が不足すると、ヘモグロビンが生成されなくなります。
赤血球に含まれるヘモグロビンが減ると、体内に酸素や栄養を、うまく送れなくなります。
髪の毛は、毛乳頭から栄養を受け取って、毛母細胞が分裂を繰り返す事で、育っていきます。
漢方では、髪は「血液が余って出来たもの」という考えから「血余」と呼ばれていますが、栄養と酸素が含まれた血液が、毛母細胞が機能するには、必要です。
貧血だと、髪の毛に十分な栄養が行き届きません。
→ダウン症の子は太りやすい?身長があまり伸びずに太るのは気のせい?
貧血は抜け毛を増やす!爪にこんな症状が現れたら貧血の心配がある
貧血は、酸素や栄養をうまく運べない状態です。
髪の毛に十分な栄養が行き渡らず、抜け毛が増えて、薄毛といったトラブルを引き起こします。
ただし、抜け毛が増えても、貧血を疑う人は、多くありません。
ヘモグロビンが減少すると、体がだるかったり、冷え性になったりします。
口角炎も、ヘモグロビンが減っているサインです。
一番分かりやすいのが、爪の状態です。
貧血だと、爪が薄くなり、割れやすくなります。爪が反り返る事もあります。
爪の反り返りは、「スプーン爪」と呼ばれます。
スプーン爪が見られたら、貧血です。
抜け毛が多い時に、スプーン爪は、よく見られる症状です。
抜け毛対策は食生活の改善が大切!動物性のヘム鉄を摂取しよう
貧血が原因の抜け毛は、貧血を改善する事が大切です。
貧血の改善には、食事を見直す事が不可欠。
血液の元となる鉄分、髪の主成分であるタンパク質を、十分に摂取しましょう。
摂取の仕方で気をつけたいのが、鉄分です。
鉄分には、非ヘム鉄とヘム鉄の2種類があります。
吸収率が高いのは、ヘム鉄です。ヘム鉄の吸収率は、10~20%です。
一方、非ヘム鉄は、1~6%しか吸収されません。
非ヘム鉄は、緑黄色野菜や海藻に含まれています。
動物性のヘム鉄を積極的に摂るようにしましょう。
豚レバーなら、100g食べると、1日に必要な鉄分をカバーする事ができます。
他には、ビーフジャーキー、卵黄、煮干しなどが、ヘム鉄を豊富に含んでいます。
ビタミンCと一緒に摂ると、さらに吸収率を高める事ができます。
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