ダウン症と言葉の発音の意外な関係性

ダウン症児は、言葉の発達が遅い傾向があります。

なかなか言葉が出ない子どもも少なくないようです。

ただし、言葉の発達の遅れは、発語に問題が集中しているとの指摘もあります。

言葉が出るようになっても、不明瞭な話し方のためにコミュニケーションがとれず、自傷行為に及ぶ子どももいます。

 

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発音に必要な筋肉の問題

言葉を話すには、口の周りの筋肉や舌の筋肉がしっかり発達している必要があります。

顎も正しい位置に置かれ、発語に際して適切に動く必要があります。

ダウン症児では、舌や口周りの筋肉の弱さ、顎の状態などに問題があって、正しい発音が困難な場合がしばしばあります。

顎がずれている、舌が上手に動かない、話の途中で舌が出てしまう、舌が口の奥に入ってしまう、唇をしっかり閉じることができない、顎がうまく動かずに唇だけで話してしまうといった状況が生じます。

そのため、小さな声になったり、不明瞭な話し方になったりします。

手話でしか意思を伝えようとしない子どももいます。

Young People Lying in Grass

 

言葉が出ないからといって知能が遅れているわけではない

ダウン症児に対しては、しばしば「指導を早くからしすぎないように」「能力的な問題があるから無理」という見方がなされるようです。

そのため、発音に必要な口周りの筋肉や顎の状態に問題があって言葉が出ない状態でも、言葉が出ないうちは積極的な言葉の学習が行われないことが多いようです。

しかし言葉が出なくても、言葉の学習を十分受け入れる段階に成長していることは少なくありません。

ダウン症児の言語指導に詳しい渡辺言語障害ことばの教室では、話し言葉が出ているかということと言語学習の能力とは、別の問題と捉え、発語が上手にできない子どもへの発語トレーニングと並行して、ひらがなの学習を早期から始めています。

それによって、自ら絵本を持ち出して文字の拾い読みをするようになる子どもが多いと言います。

 

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どのような音が出にくいのか?

言葉がうまく出ない原因は、子どもによって違います。

多くの子どもに見られるのは、顎がずれている、唇をしっかり閉じることができない、舌をうまく動かせないという3点のようです。

母音では「イ」「エ」が上手に発音できないことが多いようです。

舌の位置が問題になりやすいためです。

音節では、マ行音、タ行音、ラ行音、サ行音、ハ行音などが難しいようです。

マ行音は、唇をしっかり閉じる必要があるためです。

タ行音、ラ行音、サ行音は、子音を出す時の舌の位置、口の構えが問題になります。

ハ行音は、気流を使うため、気流がうまく出せずにア行音になってしまうことがあります。

 

どのようなトレーニングをするのか?

ストローやラッパ、笛などを使ったトレーニングで呼気のコントロールを行うことが多いようです。

ウエハース等のお菓子を使って唇や舌の動かし方を練習することもあります。

食事指導も大切です。

咀嚼筋を鍛えるために固めのものを左右均等によく噛んで食べるようにさせましょう。

舌、顎、唇の機能を高めるおやつとしてスルメを推奨する人もいるようです。

「噛む」「飲み込む」「吸う」等の動作を促すうえで、食事指導は重視されています。

 

▶︎ダウン症の顔は年齢によって変化するのか!?

 

ダウン症と言葉の発音の意外な関係性のまとめ

ダウン症の子供が言葉の発達が遅いという事を知っておくだけでも対応というのは違うのがよくわかります。

もしこの事を知らなければただ単純にダウン症の子供は言葉がしゃべれないと思ってしまいます。

しかし言葉の遅れにはしっかりとした理由があるので大きな心でゆっくりと見守ってあげるのが良いのがわかります。

焦らずいきましょう!

 

 

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