高齢出産の場合、双子のダウン症を妊娠する確率はどの位?
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高齢出産が、珍しくなくなっています。
高齢出産にともなって、増えてきたのが、多胎妊娠です。
双子の妊娠で、二人ともダウン症という事は、どの位の確率で生じるのでしょうか?
高齢出産で双子の出産率は高い!高くなるのは不妊治療の影響から
双子の出産率は、0.3%~0.5%とされています。
ただし、高齢出産では、21.7%もの高率になります。
50倍以上に、確率が高くなっています。
高齢出産で双子の出産率が急増するのは、不妊治療の影響と考えられています。
不妊治療では、排卵誘発剤を用います。
排卵誘発剤を使うと、過排卵での妊娠が起こります。
また、体外受精の際に、胚移植の数を増やす事もあります。
高齢の場合、複数個の移植が認められています。
双子には一卵性と二卵性がある!高齢出産で多いのはどっち?
双子には、一卵性双生児と二卵性双生児があります。
このうち、不妊治療の影響を受けやすいのは、一卵性双生児です。
近年は、受精卵が分割して、胚盤胞になったタイミングで、子宮に戻す方法が、よく取られています。
胚盤胞になったタイミングで戻した方が、着床しやすいからです。
胚盤胞で子宮に戻すと、一卵性の双子になる確率が高まるとされています。
高齢出産ではダウン症の確率が高い!38歳では175分の1
高齢出産では、ダウン症の出産率が上がります。
ダウン症の出産については、初産婦か経産婦かは、関係ありません。
妊娠した時の年齢によって、ダウン症の出産率は決まります。
高齢出産にあたる35歳以上の、ダウン症の出産率を見てみましょう。
35歳では、378分の1、38歳では175分の1、40歳になると、106分の1にまで、確率が上がります。
双子のダウン症を妊娠する確率は?二人ともダウン症なのは一卵性双生児
1970年代に比べると、2倍近くになった、双子の出産。
不妊治療の結果生まれやすいのは、一卵性双生児と言われています。
二卵性双生児なら、一人がダウン症で、一人はダウン症でないという事があり得ますが、一卵性の場合、ダウン症を妊娠したら、二人ともダウン症という事になります。
二人ともダウン症の双子を出産する確率は、200万分の1とされています。
ただし、この数値は、不妊治療の影響を考慮したものではありません。
不妊治療の進歩にともない、双子のダウン症を妊娠する確率は、より高くなっているものと思われます。
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