21トリソミー(ダウン症候群)の年齢別の平均確率
21トリソミー(ダウン症候群)の発症原因は、21番目の染色体が本来ならば2本のところ3本あるという染色体の異常です。
21番目の染色体が1本余分に存在する事で、21トリソミーと呼ばれます。
ダウン症の出生率
21トリソミー(ダウン症候群)の年齢別の平均確率をあげてみます。
・女性25歳未満…1/2000
・女性35歳未満…1/300
・女性40歳未満…1/100
出産する女性の年齢が高くなるに従い、ダウン症児である可能性・確率は高くなるというデータがあります。
出産が高齢化する背景には、晩婚化という現実も浮上してきます。
社会で働く女性が増加した事で、結婚適齢期とされている年齢を大幅に上回ってしまう状態が考えられます。
また、出産後の女性の社会復帰の環境が整っていないという現実もあげられます。
テレビのニュースでも特集される事が多くなりましたが、出産後に仕事復帰を考えた場合、子供を預けて外で働く為には、保育所・託児所の問題が出てきます。
健常な乳幼児でも待機児童と呼ばれ、預け先が決まらない人が多い中、ダウン症児の場合は預ける事さえ出来ないケースがあります。
障害児に対する待遇や対応は、実際には整っていないのが現在の日本社会の状況です。
少子化とダウン症について
また少子高齢化の問題でも、高齢出産によるダウン症児の出産確率が高いというデータがある事で、子供を作らないというカップルも多くなっています。
確かに40歳前後での初産の場合、母体にも大きなリスクは発生しやすくなります。
早産や流産の確率も高くなるのが事実です。
21トリソミーのダウン症児を妊娠する確率は、世界中でも沢山報告されています。
約800人から1000人に1人という確率で産まれています。
妊娠した女性全てに、可能性があるという状態になりますが、20代前後の若い女性には、少ないのも事実です。
21トリソミー(ダウン症候群)の年齢別の平均確率のまとめ
40歳前後の初産でのダウン症の確率が、20代に比べかなり高いのがわかります。
最近は30代後半から40代前半で結婚、出産という人も珍しくありません。
時代背景を見ると、ダウン症の子供がもしかしたら増えていく。という可能性も考えられます。
また待機児童の件も、親としてはかなり気になる所ではあります。
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